本トのこと。

ここは個人のブログだよ

はじめての妊娠で知ったこと。やったこと。感じたこと。

このたび第一子を授かり、妊娠出産を経験することができたので、妊娠を通して知ったこと、やったこと、感じたことなどをブログに書いておこうと思います。
 
妊娠は基本的に週数でカウントするようで、大きく分けて妊娠初期(〜15週)、中期(16週〜27週。いわゆる安定期)、後期(28 週〜。正期産*1 37週〜41週)に分類されます。 

妊娠初期(〜16週)

妊娠発覚。子宮外妊娠などのトラブルがないか、心拍が確認できるか(経過が順調か、心拍の確認が一つの山のようです)などを見ていきます。
 
妊娠後に知ってその多さに驚いたのが、流産率。妊婦のうち15%が流産(およそ7人に1人の割合)し、うち80%は胎盤が形成される妊娠12周目までに起こるケースが多いとのこと。
 

www.babys-room.net

 

より詳しく見ると妊婦の年齢により流産率が変わり、私の年齢層の場合は 25%(4人に1人)の流産率と記載されています。
妊娠初期の流産の原因の多くは胎児の染色体異常といわれており、妊婦が気をつけて流産を防げるものではないんですね。
25%の流産率という数字は、検診に行くのが本当に不安なんです。なので安定期に入るまで極力夫に付き添ってもらいました。万が一、一人で検診して「流産してますね」って聞くことを考えると、受け止めるのも自分の口から夫に伝えるという作業も辛すぎる。
 
妊娠初期は、妊娠した喜び、赤ちゃんがこのまま無事育ってくれるかの不安、つわりやマイナートラブル……と体調や環境の変化が激しく、一番気持ちがせわしくナーバスな時期でした。  
 

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いただいた安産御守の一部

つわりのこと

つわりについて、周りの人の体験談など聞いたら「食べづわりがあった」から「毎日吐いてた」とかいう人もいて、一口に「妊婦」って言ってもほんと状況も経過も全然違うんですね。
 
私のつわりは、24時間みぞおちをグーで押されてる感じで「ゲェゲェ吐く感じではないが、できれば動きたくはないし、なんだこれは神様の嫌がらせかな?」という感じのつわりでした。*2

 

できないことや、食べられないもの

妊婦になると、さまざまな制限があるようです。ありそうだということは何となく想像つくけど、具体的に何をしたらダメとか分かります? 私は分かりませんでした。だって妊婦になったことなかったし。なので、遅ればせながら妊婦情報をめっちゃ調べました。
以下はすべて、妊娠中にできないこと(の一例)。
 

 

飲み物はアルコールは当然NGとして、カフェインも摂りすぎないよう注意するんだけど、意外と本とかに書いてなくても「これもダメなんだ……」みたいなのがあったので、とくに妊娠初期には「妊婦 ◯◯(食材名)」で検索して、食べて大丈夫そうか調べてました。*3

ZOMBI CITY TOKYO

2018年の夏に妊娠が発覚したわけですが、この年は風疹調査の現行の集計方法が始まった平成20年以降、過去2番目に風疹患者が多い年で、ちょうど妊娠初期のタイミングでこの流行にぶつかりました。
 
妊娠20週頃までに母体が風疹にかかると、生まれてくる赤ちゃんが難聴や白内障、心疾患などの障害を持って生まれる「先天性風疹症候群」になる可能性が高くなるとされています。
風疹はワクチンを打つことで予防できますが、妊娠中はワクチンの接種ができず、またワクチンの接種をしたことがある妊婦でも抗体がつきにくい体質の人もいます。
 

style.nikkei.com

 

私も風疹の抗体検査をしたところ、抗体が低いとのことで風疹に注意するよう言われたんですが、注意するもなにも、どう注意したらいいんですか……。
 
まじで街を歩くのも電車を乗るのも、ゾンビタウンを歩く気持ちで、誰が風疹にかかってるのかも分かりようがないし、どう生活すれば正解なのか全然ワカンねぇ……。ということで、20週になるまでの間、会社と相談のうえリモートワークをさせていただきました。本当にありがたい。
 
夫にも風疹抗体があるか検査を受けてもらうと共に、夫の会社への妊娠報告と併せて風疹について周知してもらったところ、実際に夫の同僚何人かが風疹の抗体検査を受けに行ってくださったり(すごくないですか、めっちゃありがたい……)。
 

妊娠中期(16週〜27週)

妊娠中期になると少しずつお腹がでてきます。また、少しずつ胎動も感じ始めます。
いわゆる「安定期」と呼ばれる期間に入り、戌の日のお参り*4があります。  

マイナートラブル

妊婦にはつわりや妊娠線だけでなく、様々な体のトラブルが発生します。
個人的にひどかったのが、
  • 足のむくみ
  • 動悸
  • 肌荒れ(乾燥)
  • 頻尿
  • 睡眠が細切れになる
 
妊娠も週期が進んでいくと、昼夜問わずやたらトイレが近くなるのですが、夜寝ている間もトイレに行きたくなり、頻繁に目覚めました。
「頻繁」ってどのくらいかというと一晩で5回とかで、その後すぐに寝付ければいいのですが、睡眠失敗する時には午前3時頃から朝まで眠れずそのまま仕事みたいな感じで、そのせいで体調を崩すこともしばしば(生活や仕事への影響はこの睡眠の質の低下が一番大きかった)。

 

あと、妊娠中にむくみがあったんだけど、とくに出産前後のむくみがひどかった......。 

妊娠後期(28週〜40週)

妊娠も後期になると、母体の体重増加も一気に加速し、9ヶ月頃からは顕著に体の重さが異なってきます。お腹も張りやすくなったり、中の人がずっしりしてきて成長が著しくなります。
 
出産予定日のひと月半前くらいから産前休業に入るのですが、産前の休業期間は最後のまとまった時間なので、大体この産休中に産後必要な物品の購入や模様替え、入院準備などをはじめ、出産のさまざまな準備をします。
実際買ったもの、使ってみてよかったものは、機会があれば別エントリにでも書こうかと思います。 
追記(2019/6/27)

買ったもの、使ってみてよかったものを別エントリーに書きました。

meymao.hatenablog.com

育児関連の本読みまくる

妊娠期間通してさまざまな本を読みましたが、この時期にあらかじめ出産後に必要となりそうな知識をつけるため、関連書籍を読み漁りました。
重点的に読んだのは、寝かしつけの本、育児・しつけ・教育に関する本、子どもの病気に関する本、など地続きで今後の生活に活かす知識や基準のイメージを膨らませられそうなもの。
読んだ本については、機会があれば別エントリにでも書こうかと思います。 

遺書を書く

姉(4人の子の母)に、妊娠初期に妊娠報告をした際に開口一番に言われたのが「遺書書いた方がいいよ」でした。
曰く、第一子出産時の担当医に「私まだ出産経験ないですが、子ども産むことになったら遺書書きますね」と言われたとのこと。姉自身も第一子の時に切迫早産になりかけるなどトラブルがあったらしく、最後までなにがあるか分からないし、一人一人で違うのが妊娠出産なんですね。
 
妊娠初期に、妊娠出産に関する死亡率について調べたことがあるのですが、2015年のデータでは日本での妊娠および出産自体による死亡は100,000人あたり5人と記載があります。
 
 
世界平均が216/100,000人なので、世界的に比較すれば日本は安産大国と言えそうですが、どれだけ医療が発達しても死亡をゼロにすることは難しいわけで、これから出産する身としてはこれを「自分には関係のない数字」として受け取れる気がしません。
 
そもそも遺書自体を書いておくのは悪いことでないと思うので、主に夫に向けて財産のこと、遺品の整理の仕方、育児の方針、再婚の方針についてなど、遺書を残せたのは良かった気がします。

まとめの感想

子どもが欲しいと願っただけ

妊娠後、いろんな妊婦情報を学び、体調の変化を体験し、入れ替わり立ち代りせわしく感情が交差するなか、ふと「私は子ども*5が欲しいと願っただけで『妊娠出産したい』と思ったわけじゃないんだな」ということに気づきました。
 
もしかしたら世の中には、妊娠出産は当然子どもを授かるとセットで代え難い体験すべきことと感じてる人もいるかもしれませんが、率直に言って妊娠も出産も辛いことが多いので、甘ちゃんな私のような人間はそんなようなことを感じたりしたわけです。
こんなことを言うと「なら子どもなんか作らなければいいじゃん」という短絡的な声がどこかから聞こえてきそうですが、子どもを望むことや授かる嬉しさと「妊娠出産がつらい・怖い」という感情は十分同居し得るものだと思うんです。
あまりに当然のこととして受け入られているのか、あんまりそういうお母さんの声を見ない気がするけど。  

妊婦になるということ

あまりこれまで自分が妊娠した時のことをイメージしたことがなかったので、妊婦情報も分からなければ、自分が妊娠することでどう変化するかも想像つきませんでした。
 
妊娠してから分かったことは、すでに挙げたとおり流産率の高さや、具体的な食事や行動の制限、つわりを始め数々のマイナートラブル、体調や体型の変化、そして出産など、乗り越える問題の多さでした。
それに加え、とくに妊娠初期はまだ胎動もなく「本当に生きているのだろうか?」と過ごす日々は、子を授かった喜び以上に怖いものとして、人生のうちでこんなに一日一週間が長い日々はなかったと思うほどです。
 
生まれてしまえば夫婦の子どもとして共に協力し育てることもできますが、お腹の中にいる間になにかあったら、それは自分のせいかもしれないし、自分のせいでなくても自分のことだけを責めそうな気がします。我が子が自分のお腹のなかで健康に育たないかもしれない、お腹のなかで死んでしまうかもしれないということは、想像するだけでもつらいことで、その恐怖と責任を一身に背負うのが妊婦なんですよね。
 
ちなみに、インターネットでよく見かける「妊婦にきびしい世間の人」体験は妊娠中一回も遭遇することはなくて、電車で席を譲られること数多く、もっとも驚いたのが連休で激混みの新幹線自由席で席を譲られた体験です。世の中、親切なひとも多い。

何はともあれ

妊娠期間は一生のうちでも本当に長く感じたトツキトオカでしたが、何はともあれ母子ともに健康に、無事出産できこうしてブログを書けることに安堵しているところです。
妊娠中、このような大変な思いを世のお母さん方はされているのだなぁというのを身を以て体験すると、「世の中には偉いひとたくさんいるけど、お母さんは偉いうえに尊いのだなぁ」と畏怖の念を抱く気持ちでした。(実母には「赤ちゃんが腹の中にいるときより、出てきた後のほうが大変やで」とよく言われましたが)
 

*1:出産に理想的な期間

*2:どんな感じかは体験してみたい場合は、みぞおちを10分ほど押してみてください

*3:夜眠れなくて夫がカモミールティー淹れてくれたんだけど、念のため「妊婦 カモミールティー」で検索したら「カモミールには子宮を収縮させる作用があるため、特に妊娠初期には控えたほうがよい」と書いてあり、せっかく淹れてくれたのに飲めない、ということもあった

*4:多産でお産の軽い犬にあやかり、5ヶ月に入った戌の日に安産祈願をする

*5:ここで言う「子ども」は養子縁組などを含まない

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