本トのこと。

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彼女がモテる理由

仲のいい友人に、とてもモテる人がいる。「モテる」というと異性から人気があるように見えるかもしれないが、単に色恋というだけでなく、男女問わず友だちが多い。
会うと彼女はよく周りの友人との出来事を話すのだけれど、その話を聞いていても、彼女がモテる理由がとてもよく分かる。
もちろんそれ以外にも、彼女と一緒にいると、快適に過ごせるような仕掛けとも呼べるあれこれがあるんだけど、私から見た彼女のモテる理由を先日人と話す機会があったので、折角だから書き出そうと思う。 

誰にでも話しかける

例えば会社のパーティーとか、近所のバーとか、そういったところで初対面の人とすぐ仲良くなってしまう。
他人に声をかけることにハードルの高さを感じる人が多いなかで、気さくに声をかけ会話ができるということは、それだけで人と仲良くなる機会が多いということだ。
 

連絡がマメ

彼女と私は20年来の友人なのだけど、いまでも1〜2ヶ月に一度はこれといった用事がなくても、他愛もないLINEを送ってくる。
私は基本的に用事がないと連絡しないタイプなので、ついつい用事がないと連絡不精になりがちだけど、連絡しなければいけない用事を待っていたら我々の人生はすぐに終わってしまう。
「連絡を絶やさない」ということと、「どうでもいい連絡をしてくる」という、いい意味での気安さは、意外と誰にでもできることではない。
 

ちょっとしたプレゼント

久しぶりに会うような時に、彼女はよく「ちょっとしたプレゼント」をくれる。金額も内容も大したものではない。雑貨屋でみかけたメモ帳だったり、おいしい塩だったり、健康グッズだったり。
「この前、お店でたまたま見つけたんだけど、ミネコが好きそうだなと思って〜」と言いながら、会った時に彼女はそのちょっとしたプレゼントをくれる。
そんなプレゼントを受け取るとき、単純に物をもらえるのがうれしいのではない。「会っていない時に私はあなたのことを考えていたよ」という記号がうれしいのだ。
 

世話焼き

彼女は飲食店勤務が長いからか、一緒に食事をしにいく時には大体「ここ行ってみたかったんだけど、行っていい?」と、いい感じのお店を探してくれる。
そしてお店に入れば、冬だとコートを脱いだらすぐに手を(それよこしな!と)伸ばして掛けてくれる、グラスに水をそそいでくれる、サラダを取り分けてくれる、フレンチの謎メニューの解説をしてくれる、などなど。
こういうのを安易に「女子力」と言ってしまう人もいるけれど、彼女のそれは女子力というよりレディファーストの国から来たジェントルマン、という風であって、食に疎くぼーっとしている私のような人間は、一切を任せて安心しておいしいものが食べられる。
 
これらは別に彼女が特別気を遣ってやっているというものではなく、彼女自身の性分なのかもしれないし、あるいは彼女なりに人と付き合ううえで、お互い心地よく過ごすために身につけたものなのかもしれない。
 
私自身は彼女とはまったくタイプの異なる人間なので、他人に気軽に話しかけたり、マメに連絡したりは性分に合わないし真似できるものでもないのだけど、人と付き合ううえでなるべく気持ちのいい人間でいたいとは思う。
私が彼女を見て「彼女がモテる理由はこれだな」と思うところがあるように、もしかしたら私にも誰かから見たら「ミネコにはこういうところがある」といった話があるいはあるかもしれない。
 
あまり頻繁に人付き合いをする要素がないので、こういうタイプの友人が一人いてくれるだけで、人付き合いが希薄な自分のような人間にとってはありがたい存在だよなぁと、やはり私からモテている彼女がいるわけです。

産前・産後に買ってよかったもの、活躍しているもの

この4月に子を出産しました、めいまおです。

先日書いたはじめての妊娠で知ったこと。やったこと。感じたこと。という記事で、妊娠出産に際して「実際買ったもの、使ってみてよかったものは、機会があれば別エントリにでも書こうかと思います」と書いたので、今回は産前産後に買ってよかったもの、すでにあったけど産後活躍しているものなどを紹介しようと思います。

ウイルス・細菌対策用品

妊娠中は免疫力が下がるのと、かかると胎児に影響する病気もあるので、極力手洗いうがいを徹底して体調管理をしていました。 

出かけるときは手ピカジェルを常備、家では手洗いの後の仕上げや料理前にスプレータイプで消毒。 

【指定医薬部外品】手ピカジェルおでかけホルダーピンク60ml(携帯用)

【指定医薬部外品】手ピカジェルおでかけホルダーピンク60ml(携帯用)

 
健栄製薬 手ピカスプレー 420ml

健栄製薬 手ピカスプレー 420ml

 

外出するときには立体マスク。個包装のやつだと予備をカバンに入れておけるので便利。

妊娠線予防オイル

妊娠線、絶対作りたくなく、一種類に絞って妊娠線できたら「これが合わなくてできたのかな......」となりそうだったので、気になったもの複数を気分で使い分けてました。

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左から、WELEDAマザーズ ボディオイル、クラランス ボディオイル、Vaseline、北海道純馬油、ロクシタンのシアバター

オイルの中で一番使用感がよかったのはクラランス(ちなみにこれは美容アカウントの人が勧めていて買った)。

馬油は産後の乳頭ケアにも使えるので、一つあると安心。 

【北海道限定】天然良質 北海道純馬油(70ml)

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飲み物(麦茶、カフェインレスコーヒー)

妊娠中はむくむので、とにかく水分を摂ることを意識していて、麦茶を箱買いして散歩のお供や家でサッと飲める環境にしていました。

仕事しているときはいいのだけど、家からあまり出る機会がなくなるとペットボトルを捨てるのが結構手間になったので、新たに水出しの麦茶を買いました。

この水出し麦茶、かんたんに作れるのにおいしい。

はくばく 水出しでおいしい麦茶 360g×4袋

はくばく 水出しでおいしい麦茶 360g×4袋

 

 ハリオの横置きできるボトルに水出しできる麦茶を入れて、水を入れて冷蔵庫に入れるだけ。横置きもできると置く場所が選べるようになるので、2本買って回してます。

コーヒーは妊娠前から家でこれを飲んでた。

 産後も授乳する場合カフェイン控えた方がいいのでコーヒー好きはカフェインレスコーヒー必須。

ヘルスケア

Fitbit

妊娠中は軽い運動が推奨されるので、ウォーキングのための歩数やカロリー計算、またマイナートラブルである動悸や不眠などの状況を計測するため、Fitbitが役立ちました。

 産後も慢性的な睡眠不足になるので、毎日どのくらい睡眠時間取れているかを自動で計測してくれるのがマジ便利。

Fitbit AltaHR フィットネストラッカー Fuchsia S [日本正規品] FB408SPMS-CJK

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体重計(Withings Body+)

 体重計はWithings Body+ という、乗るだけで乗ったユーザーのデータが自動的にスマホに保存される体重計。妊娠中の体重管理がめちゃくちゃラク。あと今知ったけど赤ちゃんを抱えながら測ることで赤ちゃんの体重がわかる「ベビーモード」という機能もある......。 

ミルク関連

ほ乳びん

基本的に母乳をあげつつ、不足分をミルクで補う混合でやっていく予定だったので、ほ乳びんはサブとしての利用だから、少し高めだけどテンションあがるかわいいやつ買った。

持ちやすいし、サイズ的にもちょうどいい。

搾乳機

搾乳機、これが安かったので買ったけど問題なく使えてる。母乳が出て胸が痛いが赤ちゃんは寝てて今あげられない、母乳あげる元気が今ないのでミルクをあげて母乳はあとで搾乳、みたいな時などに活躍している。 

多機能ポット

ミルクの温めやほ乳びんの滅菌もできる、多機能調乳ポットは出産準備時に購入。

電子レンジ用 ほ乳びん消毒器

 ほ乳びん、使用後たまりがちで消毒に時間がかかったりするので、電子レンジで消毒できるやつがあると便利。これはほ乳びん1本が3分で消毒できるので、急いで消毒したいときに便利。

レック Dream Collection 電子レンジ用 ほ乳びん 消毒器 T-214

レック Dream Collection 電子レンジ用 ほ乳びん 消毒器 T-214

 

搾乳機のパーツも除菌しないといけないので、大きいサイズの消毒器もある。 

こちらはレンジで5分。

【日本製】コンビ 電子レンジ除菌&保管ケース 除菌じょ~ずα バニラ
 

布もの 

ガーゼ

1日8回の授乳タイムがあるのだけど、毎回口元を拭ったり、溢乳(いつにゅう)を拭ったり、なにかとガーゼが活躍する。この商品、厚手で柄もかわいい。

洗濯に出している時も使えるよう、多めに持ってます。

よだれかけ

よだれかけ、よだれ出てないうちでもミルクの時につけているだけで服の汚れを防止してくれたり、手元にガーゼない状態で授乳はじめてしまった時も、ちょっとした口元の汚れを拭けるので便利。

おくるみ

複数枚あると便利。大判で肌触りがよい。 

寝具まわり

防水シーツ

就寝時にミルクを吐き戻したり 、オムツ替えの時におしっこで汚したりということがあるので、防水シーツがあると便利。

表面はパイル地で、裏面が防水素材。乾燥機はかけられないので洗濯時の乾燥では干す必要があるけど、2枚セットなのでこれだけで運用しやすい。

斜面枕

授乳後、寝かせると吐き戻すことが結構あるので、頭を少し高くするために斜面枕があると吐き戻し防止になります。

ベビーカー

ベビーカー、いろんな型があって、電車移動が多いか車移動が多いか、徒歩で普段使うことが多いかなどでも選択肢が変わりそう。

うちは近所付近での使用をベースに、電車移動も考慮して、複数のベビーカーを実際押したりして検討した結果、

  • 軽いけど安定感はそこそこある
  • 片手で折りたためる
  • シートの高さがそこそこある
  • 背面がフラットになる
  • 押す方向を変えられる(進行方向と対面で切り替え可)
  • 日除けが十分にある

の条件に合致した、カルーンエアーを購入。

バウンサー

基本的に大きいベビーグッズは処分に困るという理由でレンタルすることにしていて、これまでベビーベッドとネムリラをレンタルしたのだけど、バウンサーは買うことにして、結果一番気に入ってくれたのでこれは本当に買ってよかった。(うちの子はネムリラに寝かせるとギャン泣きするので、レンタルでよかった......) 

調理家電

ホットクック

産前産後は、なにかと料理を作る時間が作りづらいものなので、ホットクックがあると本当便利です。うちでは大きいサイズのホットクックを使っています。

ルンバとブラーバ

掃除する時間もなかなかなくなるので、ルンバとブラーバがいると助かります。

「似たような機能なのでは?」となるかと思いますが、結構使うシーンが異なっていて、ルンバは髪の毛や食べこぼしなど形のあるゴミ掃除に活躍し、ブラーバは拭き掃除なので赤ちゃんが吐き戻しした時や、細かい埃、キッチンなど水回りの床汚れを拭く時などに重宝する。ブラーバは音がめちゃくちゃ静かなので、寝ている間にもかけられます。

あとは、どの商品というのはないけど、置けるなら食洗機があるとよい。あと外食が減って自炊が増えるので、うちでは頂いたお祝い金で野菜や肉魚類の保存がもっとできるよう、新しい冷蔵庫に買い換える予定。家電はとにかくお金出していいやつ買うと全然違う......。

その他

まめいた(お風呂用マット)

お風呂に入れるのに、水をためるタイプのやつだとどうも怖かったので、スポンジの上に寝かせた状態で体が洗えるものを購入した。 

やわらかいスポンジで水をかんたんに絞れて、扱いやすいので毎日活躍しています。

まめいた お風呂用ねんコロマット

まめいた お風呂用ねんコロマット

  

布絵本

会社の先輩ママがIKEAの布絵本をおすすめしていたので買った。

www.ikea.com

紹介されていたのは表紙がひつじのものだったんだけど、そちらは残念ながらいまは取り扱いがないとのことだった(ので、それはメルカリで買った)。

1ヶ月とか2ヶ月とかの月齢低いときでも、話しながら見せると大人しく熱心に見てくれる。 

ベビータオル

同じくIKEAで買った、ベビータオル。お風呂上がりに体を拭く用としてももちろん使えるのだけど、就寝時のおくるみとして使ってます。

とにかく赤ちゃんはミルクを吐くので、布団が汚れないようベビータオルを敷いておくと、汚れたときにすぐ洗い替えできます。

www.ikea.com

www.ikea.com

骨盤矯正

同じ時期に出産した友人に教えてもらった、ワコールの骨盤サポートガードル。

少しお高いけど、しっかり締めてくれる。 

あとは、竹内結子さんが産後にインスパイリングエクササイズで体型を整えた記事を見て、骨盤矯正のエクササイズ本(DVD付き)も買いました。 (すーぐ影響される)

インスパイリング・エクササイズ(DVD付)

インスパイリング・エクササイズ(DVD付)

  

おしりシャワー

水をいれて、おむつ替えの際におしりをシャワーできるやつ。今くらいの季節なら常温の水道水でもいい子に洗われてくれる。おしり周りを都度清潔に保てるので安心。(これやってると、おしりトラブルもないです)

リッチェル 赤ちゃんおしりシャワー

リッチェル 赤ちゃんおしりシャワー

  

お手入れセット

爪切り、クシ、ピンセット、鼻水吸い器のセット。

主に使ってるのは爪切りとクシだけど、セットで入ってると管理もラクだし便利。

BOS(おむつが臭わない袋)

「おむつが臭わない!」と先輩パパママさん複数が絶賛していた代物。

袋がピンクのやつもあるけど、箱がかわいいのでこちらの白い方を使ってる。

 

以上、産前と産後(〜2ヶ月) に買ってよかったもの、活躍しているものをざっと紹介しました。

買ったものは当然もっとたくさんあるんだけど、ベビー服とかおむつのメーカーとか、そういうのは書いてもしょうがないかなーと思って一応省略しました*1

うちでは大体こんな感じのアイテムでいまのところ運用していますが、「これ便利だよー」とかあれば、教えていただけるとうれしいです。

*1:ちなみに、ベビー服はいただいたユニクロのがよかった。おむつはナチュラルムーニーを愛用

夫に育休を取ってもらうつもりのなかった私が、半年の育休を取ってもらうまでに至る思考の変化について

こんにちは。この春に第一子を出産しためいまおです。
当初、夫に育休を取ってもらうつもりが全くなかったのですが、結果として半年間、育休を取得してもらうことになりました。
そこに至るまでの育児、あるいは家族に関する自分自身の思考の変化が個人的に興味深かったので、メモとして残しておきます。
 
夫の記事はこちら。

当初、発想自体なかった「夫の育休取得」

妊娠発覚当初、当然のように自分が産休育休を取って一人で(いわゆる「ワンオペ育児」というやつ)をやるんだろうなーと考えていました。
なぜそう思っていたかというと、「夫(男性)の育休」という選択肢自体があるという発想がそもそもなかったのです。
「なぜなかったんだろう」と考えると、おそらく以下あたりが原因なのでしょう。
 
  • 2019年現在の日本社会では、まだまだ男性の育休は一般的なものとは言えないこと
  • 育休制度に関する知識がゼロだった
  • 自分の父親が育児・子育てへの参加が皆無で、父親が育児や家庭のことに参加するというロールモデルが自分の中でなかった
  • 私自身の夫に対する接し方が、これまで「夫のやりたいこと*1」を優先させる態度だった

 

考え方が少しずつ変わっていったキッカケ

妊娠中に妊娠出産育児に関する本を結構読んだのですが、その中に「二人は同時に親になる」という本がありました。

 

ふたりは同時に親になる: 産後の「ずれ」の処方箋

ふたりは同時に親になる: 産後の「ずれ」の処方箋

 

 

母親になるという実感も自信もさほどなかった私は、そのタイトルに「まさにそうだよなぁ〜」という思いで手に取りました。
本の内容自体にはここでは触れませんが、たしか本の一節で「家事の自動化をして家事をした気になるパパ」みたいな感じの内容が個人的に引っかかって、思うところが芽生えたのでした。
 
というのも、いろんな本を読んでも母親については、母性がどうとか当然のように妊娠出産により母親になることが語られる割に、男性については母性みたいな本能もないし、妊娠出産体験があるわけでもないから父親になるのに時間がかかるみたいな論調が、少なくなかったわけです。
 
そんな中で、普段9:1(私:夫)の割合で家事をしている妊娠中の状況を踏まえ、産後の家事の分担などについてふわっと会話している時に、夫が「掃除や買い物などは自動化すればいい」というようなことを言うのですが、逆に自動化以外の具体的な自身のコミットについては語っていなくて「いや、自動化したとしても、食洗機もドラム式洗濯機もルンバもそれに伴う仕事は日々あるわけで、仕事がゼロになるわけではないのだが、それは一体誰がやるんや……」となり、彼が今後どのようにしていこうと考えているかも見えず、その時に一抹の不安を覚えたわけです。
私は否応なしに母親業をやることになるだろうが、夫婦としての関係性も現状維持では、フルタイムで仕事しつつ、家事を9割やって、育児も基本ママの仕事ね!となると、絶対事故るぞこれは、と。
 
もう一つ大きなキッカケとして、私が働いている会社でちょうど妊娠期と前後して同僚(男性)が数名、育休を数ヶ月スパンで取得していたのも、現実の話としての夫の育休取得を考える要因になりました。
 

反面教師だった両親

私の実家は自営業をしていて、父はずっと経営者として多忙であったことや、そもそも家庭向きの人でないというのもあり、育児や家庭のことはほとんど母が一人でやっていました。(ちなみに、母は専業主婦ではない)
特に私が妊娠してから、母と子どもについて話す機会が増えると、母は事あるごとに「父さんは全然家にいなかったし、当然育児もしなかったから大変だった」と話すわけです。それは愚痴や不満というよりは、単なる事実として「あなたの父親は育児をしなかった」ということを話しているのに過ぎないわけです。
父親が家庭的でないことに関して、とりわけ困ったこともなければ家族仲が悪いわけでもない私は、その事実自体にも困ったり不満に思ったことはなかったし、それが悪いこととは今現在でも思いませんが、いざ自分が親になろうというときに考えると明確に、手本にするタイプの父親ではなく、良くも悪くも反面教師の面が多いわけです。
 

自分の両親が意識的にも無意識的にも基準になる

私の夫はプログラマなのですが、付き合っている段階からよく「私とデートをしている暇があるならコードを一行でも書きなさい」という付き合い方をしていました。

 

私は彼自身が好きなことを(私との関係により邪魔されることなく)好きなだけやってもらいたい、という気持ちでそのような態度で今まで接してきましたが、これは母が父に対して彼女が人生を通してやってきた「(育児など)家のことは私がやるから、あなたは仕事をしなさい」という、ある種の自己犠牲的態度によく似ているのだなぁと、妊娠後に気づきました。
美しく言えば「内助の功」ですが、これが「恋人」や「夫婦」みたいな二人だけの関係性であればいいけど「我が子」のような第三の関係者ができたとき、このような態度はもしかしたら「この夫婦の在り方により、子から父親と接する機会を奪うことになる」かもしれないし、「夫から子育てに関わる機会を奪う行為」にもなりえるのだなと感じたのです。
 
私は自立思考が強いので、夫婦の関係性自体についても「お互いが自分の意思を持ち、自立した大人として、互いに補い助け合える対等な関係である」ことを望み努めてきましたが、私がフルタイムで働き、家事をほとんどやり、さらに妊娠出産育児もやるとなると、私になにかあった時に、肝心の夫が私の替えになれないわけです。
 
相手のやりたいことを尊重し優先させることに、自己犠牲が良くも悪くも発生する。
私は「自分の自立」に対しては強い意思を持っているのに、相手の自立については強いることもしなければ期待を伝えることもなく、それ故に一見相手を思いやる姿をしながら、それらを相手に会得する機会を逃させているかもしれない自分の行動の歪さに、妊娠するまで気づいていなかったことに驚いたのです。
 

我が子に親として、どういう背中を見せたいか

私の性格的に、母と同じような状況(いわゆるワンオペ)で母親業をやることになったとしても、自分の子どもに「お父さんは育児に参加しなくて大変だった」というような話は、たとえ事実であったとしてもしないだろうなぁと思いますが、言うかどうかはともかく事実として「あなたのお父さんは仕事が忙しくてあんまり育児に参加できなかった」ということが子どもにとって喜ばしいことは、恐らくありません。*2
 
将来我が子がまたその子を持つことになり、私たち夫婦をロールモデルとして自分が親になろうというシーンが来たとき、当初の私のように夫の育児参加の選択肢自体が思い浮かばないような人には育てたくない。
「30年後の世界の我が子が親になるときにはこうであってほしい」という姿を自分たちがいかにして示せるかを考えると、「父親も育休を取得し、小さい頃から家族に深く関わっていく」ということは、父となる夫にも、そのうち親となるかもしれない我が子にとっても、長い人生において、重要なことに思えたのです。*3
 

夫、育休申請をする

夫は社員十数人のベンチャー企業で働いており、立場的にも抜けると相当の影響があることは私でも容易に想像できるため、子だけでなく夫にとってもこれが最善なのかと迷うところはありつつ、上記のような思考変遷を経て、夫に育休取得を提案することになりました。
 

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家庭内Slackの様子。
夫にシェアした記事は以下。
 
最初は私と同様、育休が取れることについて認識や意識をしていなかった夫自身も、育休制度について把握理解したうえで、育休を取得するべく「どのくらいの期間取れたらいいか」を話し合いました。
私の提案は「最低でも1ヶ月、できれば3ヶ月」で、これは育児を仕事として考えると、だいたい転職などでも業務や環境に慣れるのに1ヶ月、試用期間が終わるのが3ヶ月なので、初めての育児の基本を身につけるなら、そのくらいの期間は必要だろうと思ったからです。
夫がどういう考えを経たのかは不明ですが、彼自身が「育休取得するなら、最低半年は取らないとダメだと思う」と言い出したので、結果半年の育休を申請、取得をすることになりました。
 
ちなみに夫の会社側の反応は、「(設立してまだ新しい会社で)社内制度などもしっかり準備できていないので、これを機に整えていきたい」という非常に前向きな反応であったと伝え聞いてます。めっちゃ良い会社。
 

「運が良かった」にしたくない

自分の意識の変化が個人的に興味深かったのでつらつらと綴ってみましたが、これは「こうあるべき」というつもりはまったくなく、「自分の場合はこうだった」という例として当初の私と同様、「育休取得するという選択肢もあったはずなのにその発想がなく、知らぬうちに固定観念により何もしない選択をしていた」という人の何かしらになればという気持ちで書いています。
 
同時期に妊娠出産した友人たちと話すと、やはり様々な理由で育休という形で旦那さんは休業を取らない(あるいは取れない)選択が大半だったし、ここ最近のはてブなどでの育休の話題もパタハラだったり、必ずしも社会全体を見たときに育休を取得する環境や雰囲気がいいと言えない現状で、育休を取ったことを「運が良かった」にしたくないという思いがあります。
 
問題について語るとき、ダメな問題例を指差して「これはダメだろ」と言うのは容易ですが、それよりもこうあるとよりよいと思える姿、たとえば育休を取得した人が育休を取得してよかったことを発信すること、その数を増やして「当たり前に取得している」情報がより多くの目に触れ可視化される方が、当事者だけでなく社会全体の雰囲気を変えるものになるんじゃないかなと思い書いた次第です。
 

  

*1:主に「コードを書く」など。

*2:私のように、特にその点について気にしていないという子は山ほどいるとは思うけど。

*3:育児に参加しなかった父を見て育った我が家の男兄弟が、同じように家庭や我が子の育児参加に乏しいように私から見えるのも一因。

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