2018年は、おもしろく生きる

あけましておめでとうございます。

あまり新年に抱負を立てることはないのですが、年始に「今年の抱負はなんですか?」と聞かれたので、少しは考えたほうがいいのではないかと思って考えていました。

人様に聞かれて立てる抱負ほどマヌケなものもないですが、まぁないよりマシでしょう。

普段あまりに抱負を立てなさすぎて、抱負ってどうやって立てたらいいんだっけというレベルですが、どうも「これをやるぞ、あれをやるぞ」という細かい目標やなんかを箇条書きで書くタイプの抱負は私には向かなそうなので、今年一年をどう生きたいかを考えて、抱負を立てました。

 

おもしろく生きる

私は意外と妄想癖がひどく、自分が「これをこうやったらおもしろいんじゃないかな」などと思いついたことは、何らか形にしないと気がすまない。そうやって自分が思い浮かぶ遊びをやってる時が一番おもしろいんですね。

「おもしろく生きる」とだけ書くと、たとえば奇抜なことをやるだとか、愉快な人間になるといった風にも取れますが、他人をおもしろくさせる義理は私にはないわけで、私は私がおもしろいと思うことをして生きたい。これはなかなか贅沢な生き方な気がします。

そもそもそんなにおもしろいことって、ない。そこで高杉晋作よろしく「おもしろきこともなき世をおもしろく」といきたいとこだけど、このおもしろくは、他人や世の中ではなく、私や私の心持ちにかかっているわけです。

何をしても面白みを感じないというのは告白をしますとここ数年感じていることで、本を読んでも映画を観ても音楽を聴いても、どうも味気ない。これは、それらがつまらないわけではなくて、きっと私の感度が鈍いのでしょう。

そこで無理をして、もしかしたらおもしろいんじゃないかということをあれこれ試すのも時間が許さないので、自分が思いついておもしろいと思うことを、いつもの如くデュフデュフしながらコツコツやっていくという、自分がおもしろいことをやって生きる一年にしたいと思います。

おもしろさというのは、なかなか驚くほど人によって異なるようで、割合白い目で見られがちな節もあるわけですが、本当は私がおもしろいと思うことを一緒におもしろがってデュフデュフしてくれる人がいると、尚いいんですけどね。

 

今週のお題「2018年の抱負」

頑張りすぎる系の私たちは

過去に失敗した経験を思い返すと、中学3年生のマラソン大会のときの体験が真っ先に思い浮かぶ
わたしは運動経験がほとんどないわりに、昔から運動神経がよく、走るのが早い。
 
元来まじめな性分でないため、体育や学生時代のマラソン大会をちゃんと走ったことがなかったけれど、中3のときに「最後のマラソン大会だし、本気を出したらどのくらい早いのか試してみよう」と一度だけ、本気で走ってみたことがある。
 
準備体操もそこそこに、友だちとふざけながらはしゃいでいると、スタートのピストル音が鳴り響き、わたしは最初から飛ばし気味に走り出した。
そのペースに、すぐに周りの人たちは脱落していき、コースの半分を過ぎた頃にはぶっちぎりの一位だったけれど、4分の3ほどきたところで自分でも驚くほど急激に体が動かなくなり、パタリと動きが止まってしまった。
あと少しの距離を力を振り絞りながら亀速で前進していると、後からやってきたバスケ部の子に抜かれ、数分後にはまた別のバスケ部の子に抜かれ、バレー部の子に抜かれて、結局私は4位だった。
 
表彰された上位10位がわたし以外全員運動部のひとで埋め尽くされていて、その中に吹奏楽部の自分が1人食い込んでいたことは、今でも運動神経がよかった話をするときに持ち出す話の一つだ。
 
このマラソン大会で印象に残っているのは、わたしが運動部でもないのに4位だったということではなく「考えなくがむしゃらに走っていたら突然途中で体が動かなくなった」という経験の方で、運動経験のないわたしは「とりあえずひたすら全力で走ればいいのだろう」と思っていた。けど、結論から言うと準備運動や自分のスタミナの問題、ペース配分などのバランスを考えて走らないと当然効率が悪く、よい結果が出ない。
 
この経験はマラソン以外の部分でもしばしば思い当たるところがあって、「ひたすら全力で頑張ること」が「成果が出ること」とイコールじゃないケースはよくある。
これは単に「頑張り方」の問題だけでなく、頑張れない量や内容であったり、頑張るベクトルを分散させる必要であったり、力の抜き方の問題もあって、何をやるにしても遊びがないとどこかでうまく動かなくなってしまう。
 
「頑張る」というのはとてもかんたんなことで、頑張っていれば自分がなにかをしている実感があって、だからこそかんたんに頑張り続けられてしまう。 
何かに集中しすぎて考え方が凝り固まったり、「頑張っている自分」的美徳信仰で余裕がなくなってしまったりすると、自分だけでなく周りもバテてしまうので、「頑張ることが当然よいこと」みたいな変な美学を見出さず、適宜手を抜いて糸を張りすぎないようにチューニングしないといけない。
 
仕事でもいいしプライベートでもいい。後からバテてしまうような走り方をしていないか。
いまだにうまい走り方を知らない私はそうやって、時々自分の走り方に無理がないか問いかけている。

民藝にであう旅、松本

id:ocara さんに「めいまおさん、絶対好きだと思う!」とおすすめいただき、長野は松本へ民藝にであう旅をしてきました。

 

miyupuri.hatenablog.com

 

新宿↔松本 乗換なしで3時間足らず

都内から松本へ行くには、新宿から出ている「JR特急スーパーあずさ」で一本、3時間足らずで行けます。乗車券のほかに特急券が必要で、駅ホームで購入可能です。片道6400円くらい。

季節柄、新宿から松本へ向かう車窓からみえる風景が紅葉していて、なかなか気分が上がる。

 

松本で訪れた場所

一泊二日なので、基本的に目的は「松本民芸館」で民芸品を見ることと、中町通りで民芸品を買って帰ることでした。

松本は松本駅を降り立ってすぐに町があり、おしゃれなショッピングも楽しめる*1し、松本城もあるし、いい感じのカフェも多いし、通り沿いに蔵が残っている中町通りがあるし、川もあって小京都という風情で文化的な香りのする町です。

松本民芸館は、松本駅からバスで行けるようです。タクシーでも2000円程度で行けます。私が行ったときは町をあげてのホコ天イベントが開催されていて、バスが走っていなかったのでタクシーで行きました。

 

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松本民芸館の説明やアクセス情報などは、松本民芸館のサイトをご覧ください。

松本民芸館

 

中心地から多少離れていることもあってか、落ち着いた雰囲気でゆっくりと館内を回ることができます。

 

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松本民芸館の創館者、丸山太郎によって書かれた名文がお出迎えしてくれます。

 

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この下の六角小箱は卵の殻を貼り付けたものらしいですが、なんとも美しくてうっとり見とれました。

 

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ここでも椅子がたくさんあって、自由に座ることができます。

松本民芸館に訪れた時に自分たち以外にお客さんが2〜3名くらいしかいなかったので、ゆったり静かに見ることができました。

 

さて、松本民芸館を見終わって満足したら、次は民芸を買うターンです。

松本は中町通り沿いに民芸品屋さんが集まっているので、通り沿いにいろいろお店を見るとよいです。

中でもここだけは絶対外せないのが、ちきりや工芸店。

 

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松本民芸館を創設した丸山太郎氏が営んでいた工芸店で、これは東京に帰ってきてから下の動画を見て知ったのですが、店頭に立って全国津々浦々の陶磁器について詳しくお話しを聞かせてくださるご婦人がいらして、丸山太郎さんの娘さんなんですね。

私が行ったときも、ちょうどお店に立っていらして、お店の始まった頃の話、欲しいと思った焼き物がどちらの物かや、作家さんの話なんかも聞かせてくださって、本当にお詳しいんです。

 


松本市 中町 陶磁器 / ちきりや工芸店

焼き物以外にもガラスや竹細工、諸外国の民芸品なども取り扱っていて、 一日中いても飽きないくらい、素敵なお店でした。

 

中町通りには民芸品を取り扱うお店も多いけど、それ以外で今回ふらっと入ってみてよかったもののうちに「松本市はかり資料館」があります。

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中町通り沿いにあって、入館料200円で色々なはかりの展示品を見たり、実際に昔のはかりに物を乗せて量ったりもできます。こぢんまりとした表側の建物だけでなく、資料館の裏手に続く中庭や離れの建物なども見られるのだけど風情があって、お時間が許すのであれば200円で楽しめるので是非立ち寄るとよいところです。

 

信州そばと、信州ジビエ

さて松本のなにが良かったって、町も文化的だし、適度に便利なのに自然が近いのもいいのだけど、それらの魅力に負けず劣らず、食べ物がおいしい。

町を歩くとジビエの看板を出しているところが結構あり、この「信州ジビエ」を名物として推してる様子だった。

ランチで予定していたお目当てのお店が休みで、ふらっと入ったお店で「馬肉ですき焼きが食べられる」というので折角なので注文しました。

 

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これが本当においしくて、この乗ってる馬肉も「お刺身で食べられるくらい新鮮なやつなので、赤いうちにお醤油つけて食べてみて〜」とお店の人に言われて、刺しとすき焼きとで楽しみました。

 

retty.me

松本は「山賊焼き」という鶏肉を揚げたものも名物っぽいのですが、こちらは胃が余ってなくて食べずじまい。

 

喫茶店で休憩する

歩き疲れて「休憩にお茶したい」みたいな時は、中町通りにある「中町 蔵シック館 茶房」へ行くと、蔵を喫茶店にした雰囲気のあるお店でお茶ができます。

nakamachi-street.com

 

また「珈琲まるも」は民芸を楽しみながら珈琲がいただける喫茶店で、こちらもおすすめ。珈琲もさることながら、ケーキが本当においしかったです。

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まるも | まつもとクラフトナビ

 

出会った民芸品

さいごに、買って帰った民芸品を紹介します。

 

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片口

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そば猪口

 

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蓋付二段小鉢

この三点は、砥部焼(愛媛)で、昨年松山に旅行した時に砥部焼を買って帰りたかったのだけどなかなかこれというのに出会えず、今回気に入るものがたくさんあったので、まとめて連れて帰りました。

片口は、松山で鯛めしを食べたときに出てきて「素敵だな、ほしいな」と思ったものです。注ぎ口がついているので汁のあるようなものでも使えるし、片口の機能は全然無視して普通の器として煮物なんかを入れても様になる。

そば猪口は、青色のなかに赤色の差した色のバランスが美しく気に入っている。

そば、家でそんなに食べないので、そば猪口出番あるかな〜と思ってたけど意外とフツーに湯呑みとして活躍している。

 

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こちらは丹波焼(兵庫)。サイズ的にはお茶碗より少し大きい蓋付きの器で、ちょっとした副菜を入れておくのによい。蓋がついてるとそのまま冷蔵庫にぶっこめるので気軽に使える。

 

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この茄子のお皿は益子焼(栃木)で、少し前の自分だったら好きじゃない感じのデザインだなーと思ったのだけど、なんだか妙に惹かれて悩み悩み買った。

買った焼き物はすべて上で紹介した「ちきりや工芸店」で購入したのだけど、この茄子のお皿はお店のご婦人がお支払いのときに包みながら「このお皿、いいでしょう? 私も同じ作家さんの作品を、個人的に使ってるの」と仰っていて、このお皿だけ今回買うのをとても迷ったのでなんだか「ああ、買ってよかったなあ」と思ったりしたのでした。

 

以上、一泊二日でしたが上記のとおり非常に満喫できた旅でした。東京から近いし、また行きたい。

 

*1:松本、町ですれ違う人オシャレな人が多かった。

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